「プロテインバーって脂質が高そうで、ダイエットの邪魔にならない?」——そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
筋トレやダイエット中の間食として人気のプロテインバー。でも、パッケージの栄養成分表示を見て「脂質が結構あるな」と感じたことはありませんか?
実は、プロテインバーの脂質は商品によって大きく異なります。低いものなら1本あたり約2g、高いものだと約15gのものもあります。
この記事では、プロテインバーの脂質に関する正しい知識と、脂質が気になる方におすすめの選び方を解説します。また、低脂質の商品をいくつかピックアップしてご紹介しますので、自分に合ったプロテインバー選びの参考にしてください。
プロテインバーの脂質は本当に高い?まずは基準を知ろう
プロテインバーの脂質が「高い」か「低い」かを判断するには、まず1日にどれくらいの脂質を摂っていいのかを知っておく必要があります。
1日の脂質摂取目安(厚生労働省の基準)
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、脂質の目標量は総エネルギー摂取量の20〜30%とされています。
具体的に計算してみましょう。
- 1日2000kcal摂取する場合 → 脂質は約44g〜67gが目安
- 1日1800kcal摂取する場合 → 脂質は約40g〜60gが目安
この目安に対して、プロテインバー1本(脂質8gと仮定)が占める割合は、約12〜18%程度。決して「過剰」な量ではありません。
ただし、これは1本だけの場合の話。1日に複数本食べたり、ほかの食事で脂質の多いものを摂ると、あっという間に目安を超えてしまいます。
つまり、プロテインバーの脂質が「高い」かどうかは、商品選びと食べ方次第ということです。
ほかの食品と比較すると?
プロテインバーの脂質を、身近な食品と比較してみましょう。
- 一般的なチョコレート菓子(1本): 脂質 約15〜20g
- ナッツ類(30g): 脂質 約15〜20g
- プロテインバー(標準的): 脂質 約5〜10g
このように、プロテインバーは一般的なお菓子と比べて脂質が少なめなケースが多いのが実態です。だからといって「脂質を気にしなくていい」わけではありませんが、過度に怖がる必要もないでしょう。
低脂質プロテインバーの選び方:チェックすべき3つのポイント
では、脂質が気になる方がプロテインバーを選ぶとき、何を基準にすればよいのでしょうか。
1. まずは「脂質」の数値をチェック
これは当然ですが、栄養成分表示の脂質の項目を必ず確認しましょう。
目安としては:
- 脂質 5g未満/本 → 低脂質
- 脂質 5〜8g/本 → 標準的
- 脂質 8g超/本 → やや高め
「低脂質」を謳う商品でも、フレーバーによって脂質が変わることがあります。チョコレート系よりヨーグルト系やフルーツ系のほうが脂質が低い傾向があるので、いくつか比較してみるとよいでしょう。
2. 脂質だけでなく「糖質」と「カロリー」も合わせて見る
ここが意外と盲点なのですが、脂質が低い商品は糖質が高くなっていることがあります。
なぜなら、脂質を減らすと味や食感が損なわれるため、甘味料や糖質で補うからです。脂質は低くても糖質が高ければ、結果的にカロリーはあまり変わらない……ということも。
チェックポイントは:
- 脂質が低いこと
- 糖質も高すぎないこと
- トータルカロリーが150〜200kcal程度に収まっていること
この3つがそろっていれば、ダイエット中の間食として安心して選べます。
3. 「脂質の質」にも少しだけ注目
実は脂質にも「質」があります。
- 飽和脂肪酸(動物性油脂など):摂りすぎに注意したい脂質
- 不飽和脂肪酸(ナッツや魚由来など):積極的に摂りたい脂質
ただ、プロテインバーの場合、ここまで細かく表示している商品は多くありません。まずは脂質の総量をチェックし、余裕があれば原材料名を見て「どのような油が使われているか」を確認すると、より深い選び方ができるでしょう。
低脂質でおすすめのプロテインバー5選
ここからは、脂質が気になる方におすすめのプロテインバーを5つご紹介します。
(※数値は標準的なフレーバーのもの。商品リニューアルやフレーバーによって変動することがあります)
1. 森永 inバープロテイン
脂質:約5.0〜8.0g/本
タンパク質:約12〜15g/本
コンビニでもおなじみの定番プロテインバー。シリーズ内でもフレーバーによって脂質に差があります。チョコレート系より、ヨーグルト味やフルーツ系のフレーバーのほうが脂質が低めに設計されている傾向があります。
メリット:入手しやすく味のバリエーションが豊富
デメリット:フレーバーによって脂質が変わるので、選ぶときに確認が必要
向いている人:コンビニで手軽に買いたい人
向いていない人:脂質を徹底的に抑えたい人(他の選択肢も検討しましょう)
2. 明治 SAVAS プロテインバー
脂質:約5.0〜9.0g/本
タンパク質:約12〜15g/本
スポーツシーンで有名なSAVASシリーズのプロテインバー。ホエイとカゼインのダブルソースで、吸収速度に配慮した設計になっています。
メリット:タンパク質の質が高く、トレーニング後の摂取に適する
デメリット:脂質はフレーバーにより変動あり
向いている人:筋トレ後にしっかりタンパク質を摂りたい人
向いていない人:カロリーを最優先で抑えたい人
3. グリコ プロテインバー
脂質:約5.0〜8.0g/本
タンパク質:約10〜15g/本
大豆とホエイのハイブリッドタイプ。植物性と動物性の両方のタンパク質をバランスよく摂れるのが特徴です。
メリット:大豆タンパク質も摂れるので、バランスがよい
デメリット:他のブランドよりタンパク質量がやや少なめのフレーバーもある
向いている人:動物性・植物性のバランスを気にする人
向いていない人:とにかくタンパク質量を重視する人
4. アサヒ 1本満足バー プロテインシリーズ
脂質:約5.0〜7.0g/本
タンパク質:約10g/本
グラノーラタイプの食べごたえがあるバー。食物繊維も豊富で、腹持ちのよさが魅力です。
メリット:食物繊維が摂れるので、食事の置き換えにも近い使い方ができる
デメリット:タンパク質量はやや控えめ
向いている人:間食として腹持ちを重視する人
向いていない人:タンパク質を多く摂りたい人
5. Dymatize ISO100 プロテインバー
脂質:約2.0〜4.0g/本(非常に低脂質)
タンパク質:約20g/本
輸入品のプロテインバーの中でも、特に脂質が低くタンパク質が高いのが特徴。海外のフィットネス愛好者の間で人気のブランドです。
メリット:脂質が非常に少なく、タンパク質がしっかり摂れる
デメリット:価格がやや高めで、国内のコンビニでは入手しにくい
向いている人:脂質を徹底的にカットしながら高タンパクを摂りたい人
向いていない人:手軽に安く買いたい人
※上記の数値は各フレーバーによって異なります。購入時には必ずパッケージの栄養成分表示をご確認ください。また、商品の仕様変更により数値が変わることがあります。
脂質が比較的高めのプロテインバーもある
低脂質の商品がある一方で、脂質がやや高め(9〜12g/本)のプロテインバーも存在します。
例えば ザバス プロテインバー は、リッチな味わいが特徴で脂質がやや高めですが、その分食べごたえがあり「おやつ感覚」で楽しみたい方には人気です。
脂質が高めの商品は、以下のような人に向いています。
- がっつり食べたい気分のときのご褒美として
- トレーニング後のエネルギー補給として(脂質もエネルギー源になる)
- 味わいを重視する人
逆に「ダイエット中でとにかくカロリーを抑えたい」という方は、先に紹介した低脂質の商品を選ぶとよいでしょう。
プロテインバーに関するよくある疑問
Q. プロテインバーは毎日食べても大丈夫ですか?
1本程度であれば、問題ないと考えられます。ただし、他の食事からの脂質摂取量と合わせて、1日の目安(総エネルギー量の20〜30%)を超えないように調整しましょう。
Q. 脂質が多いと太りますか?
脂質は1gあたり9kcalと、タンパク質や糖質(同4kcal)より高カロリーです。ですから、脂質の多いプロテインバーを食べれば、その分カロリーは高くなります。
しかし、脂質=太るという単純な話ではありません。大切なのは総カロリーと消費カロリーのバランス。脂質がやや多めでも、全体のカロリーが抑えられていれば問題ないケースもあります。
Q. 脂質ゼロのプロテインバーはありますか?
実質的にはほぼ存在しません。風味や食感を保つために、最低限の脂質は必要だからです。どうしても気になる方は、脂質が2〜3g/本の商品を選ぶとよいでしょう。
Q. ダイエット中はどのプロテインバーを選べばいいですか?
以下の条件を満たす商品がおすすめです。
- 脂質が1本あたり5g未満
- 糖質も高すぎない(目安として10g未満)
- カロリーが150〜200kcal程度
- タンパク質が10g以上
この条件に合う商品は、今回紹介した中では特にDymatize ISO100 プロテインバーが該当しやすいです。コンビニで手軽に買いたい場合は、森永 inバープロテインのヨーグルト味やフルーツ系フレーバーをチェックしてみてください。
まとめ:脂質と上手に付き合ってプロテインバーを活用しよう
プロテインバーの脂質は、商品によって約2g〜15gと大きく異なります。
大切なのは「脂質が高いからダメ」と決めつけるのではなく、自分の目的や食事全体のバランスを考えて選ぶこと。
- ダイエット中で脂質を抑えたい → 脂質5g未満の商品を選ぶ
- 筋肉をつけたい → 脂質よりタンパク質量を重視する
- 間食として楽しみたい → 脂質・糖質・カロリーのバランスを見る
プロテインバーはあくまで栄養補助食品。バランスの良い食事の代わりにはなりませんが、うまく活用すればダイエットや筋トレの強い味方になってくれます。
ぜひ今回の選び方を参考に、自分にぴったりの1本を見つけてみてください。脂質が気になる方は、今回紹介した低脂質の商品からチェックしてみるとよいでしょう。
※本記事の栄養情報は各メーカー公式サイトおよび公的機関の情報を基にしています。価格や栄養成分は予告なく変更されることがありますので、購入前に必ず商品パッケージや公式サイトで最新情報をご確認ください。

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