ダンベルプレスの重量をベンチプレスに換算!目安の早見表と注意点

ダンベル

ダンベルプレスで「今、片手30kg挙げられるけど、ベンチプレスだとどれくらいになるんだろう?」って気になったこと、ありませんか?

ホームジムでダンベルしか置けない人も、種目を切り替えようとしている人も、この「換算」はすごく気になるポイントですよね。

でも実は、単純に「ダンベルの重量=ベンチの何割」って計算するだけでは、うまくいかないことが多いんです。

この記事では、ダンベルプレスからベンチプレスへの換算目安を早見表で紹介しながら、なぜ誤差が出るのか、どう考えれば実用的なのかまで、会話するようにお伝えしていきますね。

なぜダンベルプレスとベンチプレスは単純換算できないのか

ネット上には「ダンベルプレスの重量はベンチプレスの約60%」なんて言説もありますが、あれはかなり乱暴な話です。

実際にジムで両方やっている人なら、こんな経験があるんじゃないでしょうか。

「ダンベル30kgを10回できるのに、ベンチプレス70kgは全然挙がらない…」

逆に「ダンベルはそんなに重くないのに、ベンチだと意外と挙がる」という人もいます。

この個人差を生む原因は、主に3つあります。

ひとつめは可動域の違いです。ダンベルはバーベルよりも深く下ろせますよね。胸のストレッチが大きくなる分、同じ重量でも筋肉への負荷は高くなる。だから数字以上に「重く感じる」んです。

ふたつめは安定性の問題。バーベルは両手で一本のバーを支えますが、ダンベルは左右がバラバラに動きます。この「ぐらつき」を抑えるために、胸以外の小さな筋肉が総動員される。その分、主働筋に集中できる力が減ってしまうわけです。

みっけつめは神経系の慣れ。ベンチプレスにはベンチプレスの「動きのクセ」があります。ブリッジの組み方、バーを下ろす位置、挙げる軌道。ダンベルで強くても、この技術が身についてなければ、力は発揮できません。

ダンベルプレス換算の目安早見表

そうは言っても、まったく目安がないと困りますよね。

ネット上のトレーニーたちの声や、現場でよく使われる考え方を総合すると、こんな感じの数字が現実的なラインです。

ダンベル片手10〜30kgの換算目安

このあたりは初心者から中級者に多いゾーンです。

ダンベル片手10kgなら、ベンチプレスのMAXはだいたい30〜35kgくらい。片手15kgなら40〜50kg、片手20kgで50〜60kg、片手25kgで60〜75kg、片手30kgで75〜85kgといったところ。

かなり幅がありますよね。これは先ほど話した3つの要因の個人差が、このゾーンで特に大きく出るからです。

フォームが固まっていない時期ほど、ダンベルの不安定さに足を引っ張られやすい。でも逆に、ダンベルでしっかり胸を効かせる感覚を身につけている人は、ベンチに移行したときに伸びやすいとも言えます。

ダンベル片手35〜50kgの換算目安

このあたりは中級者から上級者の領域です。

片手35kgでベンチMAX85〜100kg、片手40kgなら100〜110kg、片手50kgなら120〜140kgくらいが目安になってきます。

重量が上がるほど、不思議と「ダンベル重量×2+10〜20kg」というシンプルな式に近づく人が増えます。神経系がダンベルにもベンチにも適応していて、効率的に力を出せるようになるからでしょう。

ただ、ここでも「ダンベル40kgを10回できるのにベンチ100kgに届かない」という声と、「ダンベル35kgで8回だけどベンチ110kg挙がる」という声が混在しています。

結局のところ、大事なのは 「あなたの体ではどうなのか」を自分で知ることなんです。

実用的な「動的換算」という考え方

ここで、固定の早見表より実用的かもしれない考え方をひとつ紹介します。

「ダンベルプレスの10回挙がる重量が、ベンチプレスのMAXに近い」 という見方です。

つまり、ダンベルプレスで片手30kgがちょうど10回できるなら、ベンチプレスは75〜80kgくらいがMAXの目安になる、ということ。

レップ数を基準にすることで、単純な重量比率より精度が上がるケースが多いです。

これはなぜかと言うと、ダンベルプレスの高レップは「安定性の限界」と「筋肉の疲労」の両方が絡むから。ベンチプレスでMAXに挑むときの神経系の負荷と、意外と近い感覚なんですね。

もちろんこれも絶対ではないですが、頭の片隅に入れておくと、実際のジムでの重量設定に役立ちますよ。

換算時のミスマッチを防ぐ3つのポイント

換算表を参考にベンチプレスに挑戦するときに、知っておくと失敗しにくいポイントを3つ挙げます。

1つ目。最初は必ず軽めから入ることです。換算目安の下限値より、さらに5kgは軽くしてフォームを確認しましょう。「こんなに軽くていいの?」と思うくらいがちょうどいい。ベンチプレスのバー軌道を体に覚えさせるのが先決です。

2つ目。ブリッジの有無を考慮すること。ベンチプレスでしっかりブリッジを組む人と、ほぼフラットで挙げる人では、同じダンベル重量からの換算値が変わります。ブリッジを組むフォームなら、ダンベルとの重量差はさらに開くと考えてください。可動域が短くなる分、高重量を扱えるからです。

3つ目。手首の固定を見直すこと。ダンベルプレスは手首の角度を微調整できますが、バーベルは固定されます。手首が安定しないと、力が逃げて数字に表れません。高重量を扱うなら、リストラップの使用も検討してみてください。手首がしっかり固定されるだけで、胸に力を集中しやすくなります。

自分専用の換算表を作るすすめ

ここまで読んで「なんだ、結局は人によるんじゃないか」と思われたかもしれません。その通りです。

でもそれを逆手に取って、「自分だけの換算データ」を育てていくのは面白いですよ。

やり方は簡単で、ダンベルプレスとベンチプレスの両方をプログラムに組み込み、それぞれのMAXや10RMを記録していくだけ。今は無料のトレーニングアプリがたくさんあるので、ノート代わりに使うのも便利です。

3ヶ月も続ければ、「自分はダンベルの重量を1.8倍するとベンチのMAXに近い」とか「自分の場合は2倍+15kgだ」といった、あなた専用の換算式が見えてきます。

ネットの早見表はあくまでスタート地点。本当に使える数字は、あなたの体にしか出せません。

重量換算にとらわれすぎないでほしい理由

最後に、ちょっとだけ本質的な話をさせてください。

ダンベルプレスとベンチプレスは、確かにどちらも胸を鍛える種目です。でも、「同じ部位を鍛える別の種目」であって、重量を競うものではありません。

ダンベルプレスには、バーベルでは得られない深いストレッチと、左右の筋肉バランスを整える効果があります。ベンチプレスには、高重量で神経系を刺激できる魅力がある。

換算表は、種目を切り替えるときの「安全なスタート地点」を見つけるために使うのが正解です。数字の大きさに一喜一憂するより、それぞれの種目の良さを活かして、胸全体を大きくすることを楽しんでくださいね。

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