ベンチプレスとダンベルプレスの違いを徹底比較!胸を大きくするのはどっち?

ダンベル

「胸を大きくしたいんだけど、ベンチプレスとダンベルプレスって結局どっちがいいの?」

ジムに通い始めたばかりの頃、誰もが一度はぶつかる疑問ですよね。ネットを見ても「バーベルが最強!」「いやダンベルでしょ!」と意見が割れていて、結局どっちをやればいいのかわからなくなる。僕自身、昔はガムシャラにベンチプレスばかりやっていましたが、ある時期からダンベルプレスをメインに据えたことで胸の形がガラリと変わりました。

この記事では、筋肥大や筋力アップの観点から両者の違いを整理しつつ、あなたの目的に合った選び方をお伝えします。最後まで読めば「今日の胸トレで何をやるべきか」がスッキリするはずです。

ベンチプレスとダンベルプレスの基本的な違い

まずは根本的な特徴を押さえておきましょう。同じ「プレス動作」でも、器具が変わると効き方や感覚がまったく違ってきます。

ベンチプレスは、一本のバーベルを両手で握って挙上する種目です。両手がバーで固定されているので安定性が高く、とにかく高重量を扱いやすいのが最大のメリット。重量を扱えるということは、それだけ筋肉にかけられる総負荷が大きいということです。

鍛えられる部位は主に大胸筋・上腕三頭筋・三角筋前部。バーベルを下ろす位置によって刺激が変わるのも特徴で、首に近い位置まで下ろせば胸上部、みぞおちに近い位置なら胸下部に効きやすくなります。ただし可動域はバーが胸に当たるまでなので、ある程度制限されます。

一方ダンベルプレスは、左右の手にダンベルを持ち、それぞれ独立して動かす種目です。バーベルと違って両手が固定されていないため、可動域を広く取れるのが最大の強み。胸をグッと深くストレッチでき、絞るようにトップで寄せることもできます。

ダンベルは左右バラバラに動くので、利き腕と非利き腕の筋力差を補正できるのも嬉しいポイント。ベンチプレスだとどうしても強い方の腕に頼りがちですが、ダンベルはごまかしが効きません。

筋肥大に効くのはどっちか

本題です。胸を大きくしたいなら、ベンチプレスとダンベルプレスのどちらを選ぶべきなのか。

結論から言うと、「どちらも効果は高いが、理想的には併用がベスト」です。研究レベルでは、大胸筋への筋電図(EMG)活動に有意な差は出ていないケースが多く、つまり筋肉自体への刺激に大きな優劣はないということ。

ただし、質的な違いはあります。ダンベルプレスは可動域が広く、胸を深くストレッチできるため、筋肉を引き伸ばすフェーズでの刺激が強い。最近の研究では、このストレッチ時の負荷が筋肥大に重要だとされています。胸の「厚み」よりも「広がり」や「形の良さ」を求めるなら、ダンベルはかなり有効です。

ベンチプレスは高重量を扱える分、筋肉全体に大きな力学的ストレスをかけられます。重いものを扱うことで神経系も発達しやすく、結果的に扱える重量が伸びていけば、それは筋肥大にもつながります。

要するに、重さで攻めるならベンチプレス、ストレッチと可動域で攻めるならダンベルプレス。どちらか一方ではなく、両方取り入れるのが一番効率の良いアプローチです。たとえば、ベンチプレスでガツンと重量を扱った後に、ダンベルプレスでパンプアップさせる──そんな組み合わせが理想的です。

筋力アップに効くのはどっちか

筋力アップの観点では、ややベンチプレスに分があります。なぜなら圧倒的に高重量を扱いやすいから。自分の体重を超えるような重量を挙上する経験は、ベンチプレスならではです。

ただし、これも誤解してほしくないのは「ダンベルプレスでは筋力がつかないわけではない」ということ。実際にダンベルプレスの重量を追いかけていけば、上半身の筋力は着実に伸びます。どちらの種目で鍛えても上半身全体の筋力向上効果は同程度という研究もあるくらいです。

ちなみに、ダンベルプレス片手の重量とベンチプレスのMAX重量の間には、約2.4倍という換算の目安があります。ダンベルプレスで片手20kgを10回挙げられるなら、ベンチプレスならおおよそ48kgくらいが10回挙がる計算。これを把握しておくと、ベンチプレスに転向したときの重量設定が楽になります。

ベンチプレスとダンベルプレスでありがちな悩みQ&A

ここで、ジムでのリアルな疑問にいくつか答えておきます。

Q. ダンベルだと結構挙がるのに、ベンチプレスだとなぜか重量が伸びない…

これ、めちゃくちゃ多い悩みです。原因は安定性と神経系の適応。ダンベルは左右別々に動かすので、バランスを取る筋肉が自然と鍛えられます。一方、ベンチプレスはバーを一直線に動かす軌道が決まっているため、別の安定筋や神経の使い方が必要になります。単に「慣れ」の問題が大きいので、ベンチプレスも定期的に練習していれば徐々に重量は追いついてきます。

Q. 肩を痛めやすいのはどっち?

一概に言えませんが、ダンベルプレスの方が肩関節へのストレスが少ないと感じる人は多いです。ダンベルは手首の角度を自由に調整でき、自分の身体に合った自然な軌道で動かせるからです。ベンチプレスはバーの軌道が固定されるため、フォームが悪いと肩を痛めやすい。特に強く握りすぎると肩に力みが出て故障のリスクが上がります。

Q. ベンチプレスで胸がつかない、きれいな丸い形にならない

いわゆる「四角い胸」になりがち、という悩みです。ベンチプレスは重量を追いかけやすく、つい上腕三頭筋や肩に頼った挙げ方になりがち。そこであえてダンベルプレスで胸をストレッチさせる動作を加えると、胸の外側や下部にも刺激が入り、より立体的な大胸筋に近づきます。

自宅でダンベルプレスをやるときのダンベル選び

「ダンベルプレスを自宅でもやりたい」という方、増えていますよね。ダンベル選びで失敗しないポイントをまとめました。

ダンベルには大きく分けて3タイプあります。

固定式ダンベルは、ジムにあるような溶接されたタイプ。壊れにくく安心感は抜群ですが、自宅に揃えるには場所を取りすぎます。固定式ダンベルを数セット買うのは現実的ではないので、自宅派にはあまりおすすめしません。

可変式ダンベルのプレート交換タイプは、シャフトにプレートを付け替えて重量を変える方式。安価で壊れにくく、可変式ダンベル プレート式はコスパ重視の人に最適です。ただし種目ごとに付け替える手間があるので、時短志向の人には向かないかも。

可変式ダンベルのダイヤル式は、ダイヤルを回すだけで重量が変更できるハイテクダンベル。パワーブロックノーディックウェア アジャスタブルダンベルが人気です。重量変更が一瞬で済むので、ドロップセットや種目切り替えがスムーズ。ただし精密機器なので落とすと壊れるリスクがあり、価格も高めです。

タイプ別にまとめるとこんな感じ。

  • 安さと丈夫さ重視ならプレート交換式
  • 時短とコンパクトさ重視ならダイヤル式
  • ダンベルプレス専用なら、迷わず可動域が広く取れる形状のものを選ぶ

自宅で本格的に胸を鍛えたいなら、少々高くてもダイヤル式を選んでおくと後悔しません。プレート交換の「めんどくささ」は、継続の大敵ですからね。

ベンチプレスとダンベルプレス、理想の組み合わせ方

じゃあ実際に、胸の日にどう組み合わせるのがベストなのか。僕が色々試してきて最も胸に効いたと実感しているパターンを紹介します。

まずベンチプレスで重量を扱う。狙うレップ数は6〜8回。高重量を扱う神経系がフレッシュなうちに、しっかりと大胸筋全体に力学的ストレスをかけます。セット数は3〜4セットで十分です。

その後にダンベルプレスで追い込む。ベンチプレスである程度疲労した胸に、今度はストレッチ刺激を入れていきます。10〜12回をしっかり効かせられる重量で、胸をぐっと開いて深く下ろす。トップで寄せる動作を意識すると、内側にもパンプを感じられます。これも3セットほど。

さらに時間と体力があれば、インクラインベンチでダンベルプレスを追加すると胸上部もスッキリ仕上がります。種目の差別化としては「ベンチプレス=高重量と低レップ」「ダンベルプレス=中重量とストレッチ」と役割を分けるのが鍵です。

この組み合わせを週に1〜2回、半年続けてみてください。ベンチプレスだけ、ダンベルプレスだけでは得られなかった胸の厚みと広がりが手に入るはずです。

改めて、ベンチプレスとダンベルプレスの違いを整理する

最後に、ここまでの内容をシンプルに振り返りましょう。

ベンチプレスは高重量を扱えることで総負荷を稼ぎやすく、絶対的な筋力向上に適しています。ダンベルプレスは可動域の広さ胸のストレッチで筋肥大を促し、左右差の補正や胸の形づくりに優れています。

どちらが優れているという話ではなく、あなたの目的に合わせて使い分けるのが正解です。

  • 胸の厚みを出したいならベンチプレスを軸に
  • 胸の広がりや形を整えたいならダンベルプレスを多めに
  • 最速で胸を大きくしたいなら、この記事で紹介したように両方を組み合わせる

ベンチプレスとダンベルプレス、どちらかを選ぶ必要なんてありません。両方のいいとこ取りで、理想の大胸筋を目指していきましょう。

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